vol.40 2004/06/08

《肥満と夏の食事》

こんばんは。かつ丸です。
みなさん、いかがお過ごしでしょうか?
ナチュラルドッグライフの引越も無事完了しました。
これからの展開にご期待ください。

地元に戻り、昔のお客様や犬友達に5〜6年ぶりに会うことが増えました。
食やしつけに対して意識の高かった人以外の方とお会いすると、必ずと言っていい程ワンちゃんが肥えています。飼い主さんが太ってしまっているのはまだしも、ワンちゃん達が太っている姿を見るのは非常につらいものがあります。
耳が痛い方もいるかもしれませんが、犬の中年太りです。

犬の5〜6歳ですと1〜2歳の頃とあまり見た目が変わらないため、若い時と同じ量の食事を与えてしまいがちです。
運動量も体の代謝も活発な時期を過ぎていますので、この時期に飼い主さんが“色々なこと”をさぼると後で肥満や病気等になりかねません。
意外に知られていないことですが、犬たちは夏より冬にエネルギーを使います。
体温を上げるためにエネルギーを必要とするのです。
代わって夏は気温が高いため体温を上げるためのエネルギーは冬に比べると断然少なくなります。
そのため、夏の食事は朝は今まで通り、夜はスープ食にするとよいです。(亀をフードプロセッサーで細かくし、ナチュラルウォーターを加えスープ状にする)
このように夜食を軽めにすることは犬たちの身体を考えると自然なことになります。
また、老年期のコは1年中このやり方でもよいでしょう。

食事の質、量、やり方は飼い主さんの意識と選択です。
「少ないとかわいそう」と言って何でもたくさん与えて肥満犬にしている飼い主さんを見ると、逆に犬がかわいそうと思う今日この頃です。




vol.39 2004/04/29

《命の買い物》

こんばんは。かつ丸です。
みなさん、いかがお過ごしでしょうか?
ゴールデンウィークの車での移動は気をつけて下さいね。
ワンちゃんと一緒に遠出をされる方は、こまめに休憩をとり、水分を補給してあげて下さい。

ところで私たち人間は友達が欲しい時、どういう方法で友達を作りますか?
友達や知り合いからの紹介だったり、趣味が同じだったり、学校や職場だったり・・・
デパートやスーパーに行って友達を陳列棚から購入するということはありませんよね。
しかし、私たちの友達であり家族になるワンコ達はショーケースに入れられ売られています。
人間の都合で幼い時にお母さんや兄妹から離され、ひたすら鳴いても誰も来ない、不安・孤独の中どこの誰だかわからない人のところへ・・・

こんな言葉があります。
「もし地球上における生命の中で、人間が優れていると言われるのならば、人はその叡智に支えられた愛情によって全ての生命の尊厳を守り抜かなければならない。」(シュバイツァー博士)
ぜひワンちゃん(生体)を販売されている方に、もう一度販売方法や管理方法を見直してほしいと思います。
命の売買に頭を使い、大袈裟な言葉であの手この手で宣伝し販売しているのをもしシュバイツァー博士が知ったら・・・
さぞかし悲しむであろう。

最近ではネットでも簡単にワンちゃんが買える恐ろしい時代になりました。
そこにはたくさんの能書きが書いてあり、いかにも自分たちがいいことをやっているかのように言っていますが、果たして本当なのでしょうか?
大切な命を生後1ヶ月半〜3ヶ月で遠くから輸送し購入者の元へ。
仔犬が受けるダメージは精神面も肉体面も相当なものがあります。
「ブリーダー直販だから安心!」などと言うところもありますが、そのブリーダーがまた非常に怪しい。
常識的に考えてちゃんとしているブリーダーなら、間に業者が入らなくても仔犬は売れます。
そして業者には卸しません。
また、仔犬の輸送は大変気を使い、遠方の方にはほとんど譲りません。
宣伝に踊らされ簡単にワンちゃんを購入すると、あとで痛い目に遭うかも・・・

ワンちゃんが家にやって来ると、その日から私たちの人生は変わります。
それはそうですよね。家族がいきなり1人増えるわけですから。
その人生が楽しき思い出に溢れたものになるよう、ワンちゃんの購入は慎重にしましょう。
「ペットショップで目が合ったから」などと言わないで下さいね。
みんな目は合います。合わしているのはあなたですよ。
また、2頭め3頭めと多頭飼いの場合も、ただ「かわいいから」というだけではなく、先住犬との相性があります。
その中で大切なひとつに、適温があります。
犬は全犬種「雪が降ったら庭駆け回る」と思ったら大間違いですぞ。寒さを極端に嫌うコもいれば、暑さを苦手とするコもいます。
これらのワンちゃんを一緒に飼うということはとても難しくおすすめできません。
世界中の犬達が簡単に買える時代だからこそ犬のことを勉強し、慎重にしたいものです。

犬の命を簡単に考えてるヤツの、何かあった時の決めゼリフがあります。
「生き物だからしょうがない」




vol.38 2004/04/16

《ドッグショーって?》

こんばんは。かつ丸です。
みなさん、いかがお過ごしでしょうか?
愛犬のごはん『亀』に少しでも興味を持たれた方はぜひご購入お願いします。
きっとご期待に添えると思います。

今回はドッグショーのことなのですが、「ドッグショー」って一体なんなんだろう?
そんな風に思ったことはありませんか?
ぼくのドッグショーに対する印象は、犬屋さん(ペットショップ・ブリーダー)の集まり?会合?・・・こんな感じです。
もちろん、実際はそのような方達ばかりでもありません。
真剣に犬のスタンダードを考え出陳している方や、愛犬家のオーナーハンドラーさん、高いワンちゃんを売っちゃったばかりにチャンピオン犬に仕上げないといけないプロハンドラーさん、また勝負事の好きなオーナーさん、など色々な思惑で様々な人がドッグショーに出陳し参加しています。

個人的には、オーナーハンドラーさんが海外のドッグショーのようにもっともっと増えて、愛犬家にとって楽しいドッグショーであってほしいと思っています。
こんなことを言っているとご商売されている方に怒られてしまいそうですが、現状のショーはとてもピリピリとした感じで「素人場違い」といった雰囲気が漂っています。
生半可な気持ちでこの業界に足を踏み入れると、精々3年、長くて5年で飽きてしまうかギブアップしてしまいます。

真剣にスタンダードを追い求め、純粋な気持ちでショーに参加しているオーナーハンドラーさんと犬達がなかなか日の目を見れない。
J○○に顔が利くプロハンドラーさんに頼むといきなり勝ったりすることも。
高額な金額を請求されたり、そして色々な疑惑がつきまとう。
そのうちつまらなくなってやめてしまう人が多いようです。
この仕組みはいつまで続くのでしょう。
ドッグショーが犬屋さんの犬屋さんによるドッグショーである限り、犬は商品・道具として扱われます。
(チャンピオン犬にすることによって、交配料がとれたりCH直子として子犬を高く売ることができる。日本人のブランド好きがここにも繁栄してます。チャンピオン犬の子だからといって全てよいとは限りませんよ)

業界に長い、ある方が言っていました。
「芸能界と同じ世界だよ」
こんな調子でショー業界は果たしてよくなるのでしょうか?




vol.37 2004/04/05

《食事でわかる...犬への思い》

ワンちゃんの購入を考えた時、多くの人はペットショップやブリーダーからの購入を考えます。
ワンちゃんを手に入れる方法として、保護団体等から保護されているワンちゃんを迎え入れる手もありますが、それを選択する人は少なく、国内年間登録頭数に対し処分犬の数の方が多いというとても異常な事態となっています。
富の豊かさばかりを求め、その1つの手段として「命の売買花盛り」と言った感じ。
普通に考えて変だと思いませんか?
これが現状です。
私達人間がしていることは全てワンちゃんの瞳に映っていますよ。

そこで以前から気になっていたことがあります。
ワンちゃん関連の雑誌、本、新聞やインターネットを見ると、たくさんのブリーダーの広告を目にするようになりました。
人気犬種に関しては「自分の犬舎が一番」と言わんばかりに、犬の作出についての考え(スタンダード)や飼い方(健康管理)がきまって記載されています。
また、ご丁寧なところは遺伝性疾患なども・・・
このような多くの自己宣伝の中から一匹を選び出すのはこだわればこだわる程至難のわざとなって来ます。

ぼくはよいブリーダーを選ぶひとつの手段として、ここに注意を向けます。
その犬舎で与えている食事です。
食事ひとつとるだけで、そのブリーダーが犬のことをどう考えているのがわかります。
ワンちゃんの頭数が多いという理由で保存のきく粗悪なフードだったり、大量パックの安価なフードだったりすることは、犬のことを本当に考えているとは思えません。
かつ丸の話でもいつも言っているように、食事からの病気はとても多く、それは後世にも伝わって行くものなのです。
ワンちゃんの食事を安易に考えている=犬のスタンダードや健全な骨格形成は比例しないとぼくは考えています。
生命の源である食を安易に考えているブリーダーには、命をつくり出す資格などないのでは?
購入する側も食について詳しくなって、ブリーダーにどんな食事をあげているのか聞いてみて下さいね。

その人の犬に対する本当の考えが食に表れているかもしれません。




vol.36 2004/04/03

《身近に潜む農薬 その1》

こんばんは。かつ丸です。
小春日和が続き、すっかり春めいてまいりました。
この時期になると虫達の動きも活発になり、愛犬にとって天敵のノミやダニなどもあちらこちらに顔を出して来ます。
ぼくは普段の食事とハーブ(イースト)やファイブスターを用い乗り切っておりますが、本当に一番恐いのはそういった虫達ではなく、むしろ虫達を殺す殺虫剤や農薬です。

私達の身の回りには数えきれない程の農薬や化学物質が知らず知らずのうちに使われています。
公園や歩道の雑草にワンちゃんが少し触れただけで顔がハチに刺されたように腫れてしまった・・・・なんて話は珍しくありません。(除草・殺虫・殺菌・消毒)
ある意味、快適に暮らす上で必要なものもありますが、これらに含まれる化学合成物質(農薬など)は愛犬達にとって一体どんな影響を及ぼすのでしょうか?

日常生活で使っている薬剤と農業用に使われている農薬とが同じ成分であることはあまり知られていないようです。
虫を殺したり菌の繁殖を抑えたりする成分は同じなのです。
私達の身の回りに使われている薬剤は「低毒性」と言われているものですが、魚介類や農作物に蓄積したり、母乳まで汚染しているものもあります。
また、外の環境だけではなく家の中にもたくさんの化学合成物質があります。
洗剤・殺虫剤・除菌剤・衣類用防虫剤・消臭剤など・・・
そして、住宅の建設段階で使われている建材。

「シックハウス症候群」って聞いたことありますか?
シックハウスは化学物資による室内空気汚染と生物(細菌・ダニ・カビ)による健康障害が発生している、または、その可能性のある家。
このような家で生活することで住む人に生じた健康障害を「シックハウス症候群」と言います。
私達の生活環境は時代とともに目まぐるしく変化し、このように身近なところに溢れかえった化学物質と共存しなくてはならなくなってしまったようです。
愛犬の中には「シックハウス症候群」に似た症状が出たり、原因不明のアレルギーで苦しんでいるコもたくさんいます。
こうした化学物質の影響があると考えてもおかしくはないですよね。

水や土、空気、自然物すべてを汚染から守ることは難しいかもしれませんが、愛犬の身の回りに意識を向けてみると回避できるものもありそうです。
もう一度回りにあるものを整理して、できるかぎり汚染から愛犬の身を守ってあげましょう。

イギリスの片田舎に住んでいるブリーダーが言っていた言葉を思い返します。
「日本に犬を送ると犬がダメになる」
この言葉はとても痛くぼくの胸に残っている。




vol.35 2004/03/16

《かつ丸はニオイが嫌い》

こんばんは。かつ丸です。
いきなり笑っちゃうお題ですが、ぼくは至って真剣でございます。

昔たくさんワンちゃんを飼っていた頃、12畳程の部屋に18匹大型犬と中型犬がいました。
そこは犬のニオイがまるでしない程、部屋も犬達もキレイにしていました。
どちらかと言うと、当時使用していたオレンジ●の柑橘系のニオイしかしなかったくらいです。
ある意味ニオイにとても敏感なぼくは神経質すぎたかもしれません。
ワンちゃんに関わる仕事をしていながら珍しいのですが、しばらく洗っていないワンちゃんを触った時の手のニオイが生理的にダメなようです。
当時ぼくの知識はまだ浅く、よいと言われているシャンプーを片っ端から使いまくり、毎日4〜5匹ずつ洗っていました。
おかげで手から指紋はとっくになくなり、水道代は月20万を超えていました。
こんなことを何年か繰り返し、実家の父の血圧は200を超えていました。(苦笑)

ワンちゃんを飼っている人は一度は思ったことありませんか?
「くさい」って・・・
(プードル等体臭の少ないコは別)
特にオシッコは知らず知らずのうちに家の中に染み付いてしまって、自分では気付かなくなってしまうことがあります。
中のよい友達が遊びに来た時、それは突然やって来ます。
「この家臭くない?」
言ってくれるのはまだいい方で、言い出せず我慢している方も・・・
そんなことから訪問者が来る前は芳香剤を撒く手に力が入っていませんか?
ニオイをニオイでごまかそうとするともっと悲惨な状況になります。
なんとも表現し難い・・・

随分とぼく自身も遠回りして来ましたが、最近はペットブームのあおりで動物達にとってやさしい商品が開発されてきました。
ナチュラルドッグライフで販売している消臭剤【ファイブスター】は自慢の一品です。
テルメディックシャンプーも同じく,ニオイの元になる雑菌を抑える効果があります。
ワンちゃん達には当然無害、ナチュラル成分100%です。
かなりの実力の持ち主と自負しております。

ケーコさんは入院期間中お風呂に入れなかったのですが、ファイブスターで毎日体を拭いておりました。
安全性と消臭効果は私達も身を以て体験しています。
今ぼく達はマンションで4ワンコ(全部男のコ)と生活していますが、オシッコのニオイひとつしませんよ。
ワンちゃん達のシャンプー間隔は3週間〜1ヶ月です。
※ひどく汚れた時を除き、犬の心臓に負担をかけたくないため、シャンプーの間隔をあけています。もしニオイが出たらファイブスターを体に吹き付けるか、蒸しタオルに吹き付け体を拭いてあげます。
また食事も体臭の原因になりますので、「かつ丸のお話」を参考にして下さい。

『愛犬達にやさしく自分達も快適に』これは両立できます。
間違ってもワンちゃんに家庭用の消臭剤等をかけたりしないでくださいね。




vol.34 2004/03/15

《長生きの秘訣 その1》

こんばんは。かつ丸です。
この度はナチュラルドッグライフの全ての業務に関わっているケーコが事故による入院のため、業務を一時休業いたしました。
皆様には大変ご迷惑をおかけしました。
この場をお借りしましてご挨拶させていただきます。
業務を通常通り再開いたしましたので、引続きよろしくお願い申し上げます。

今回は愛犬の食事に関しての私どもの考え方をお伝えいたします。
まず最初に、よいフードの簡単な見分け方。
1 食事の量に比べて便の量が断然少ないこと
2 便のニオイが少ないこと
3 目ヤニが出たり、目ヤケしないこと
4 毛艶と目に輝きがあること

これらは全て食事で決まります。
どの食物も自然界においてはタンパク質・炭水化物・脂質・ミネラル・ビタミンが含まれています。
人間や動物はみなその自然な食材のおかげで作られ、育み、守られているのです。
一方、自然とかけ離れた食材、また自然とかけ離れた作り方によって、素材の持つ「力」を失ったものにあとから栄養を添加して計算上帳尻合わせで作られたドッグフードが本当に良いものなのでしょうか?

普通市販されているフードにはタンパク質・脂質・灰分・水分・カルシウム等、パーセントで表示しています。
この数字って信用できるのでしょうか?
ラベルは分析した結果だけのことで、愛犬の体内でどのくらい吸収されるのか?
本当に役に立つものなのか言い切れないのでは?
大事なのは分析表ではなく、素材の質、食材のバランス、製造の仕方だと考えております。
表示や分析表はひとつの目安になりますが、それが全てではないということを知る必要があります。

ぼくは愛犬に長生きしてもらいたいと常々考えいます。
長生きをしているワンちゃんの飼い主さんと話すと、大抵ごはんは手作り食です。
なんででしょうか?
その飼い主さん達はみんな面倒くさい計算式でごはんを作っているわけではありません。
以前から手作り食ができない方に、ぼくは「ビッグウッド」さんのフードを紹介してきました。
理由は「生命と調和するフード作り」に徹しているからです。
ワンちゃんにとって必要なミネラルを損なうことなく摂取でき、消化を高め、より多くの栄養を血液に送れ、血液をさらさらにする食品。
化学添加物や身体に悪影響を及すようなものを一切排除していること。
「ビッグウッド」さんをすすめてきた理由はこれらのことからです。

愛犬の健康に良い食品
1 酸化還元電位が高い=活性酸素を取り除く(木酢液等)
2 遺伝子を傷つけない食品=抗酸化物質(亜鉛・マンガン・セレニウム・鉄・銅)
(植物に含まれる微量元素・ケルプ・ハーブ・矢車草など)
3 生命を活性するマイナスイオン(炭素は誘導体で蓄電性があり電子を逃がさない性質、いわゆる酸化したものを還元する力を持つ)
(炭・木酢液・ケルプやハーブのミネラルと微量元素)

このような食品を取り入れて「ビッグウッド」さんのフードは作られています。
そして《亀》も同じです。
食事に対する考え方がご共鳴する方は、ぜひ「かつ丸のお話」vol.24の手作り食レシピ、または《亀》をあげてみてください。
亀と手作り食との併用もよいと思います。
自然の恵みいっぱいのごはんを愛犬に与えることが長生きにもつながると私どもは考えています。

《手作り食の場合》
手作り食にナチュラルドッグライフで販売しているサプリメント(ビッグウッド製) 愛犬活力源・ケルプ・イースト・エンザイムを加えることをおすすめいたします。




vol.33 2004/02/10

《フードに対する価値観》

こんばんは。かつ丸です。
みなさま、いかがお過ごしでしょうか?
この度ナチュラルドッグライフから、自然食国内トップメーカー「ビッグウッド」さんのご協力により、100%オーガニック波動食【亀】を発売することとなりました。
内容に関しましては【亀】のページをご覧ください。

今をさかのぼること7年前、ぼくは知人を通してビッグウッドさんを紹介していただきました。
その頃友人とショードッグ販売のショップを経営していた僕達は、ビッグウッドさんのフードに大変興味を持っていましたし、噂でも「すごく良いフードがある」と聞いていました。
僕達が経営していたショップでは、当時自然食と言われている3種類の輸入フードを扱っていました。
横浜ではまだ自然食が珍しく、「高級フードを売っている店」というレッテルをいつの間にか貼られていました。
その中でもフードに対して意識の高い人は遠方からわざわざ買いに来てくれましたし、「値段が高い」というような事は言われませんでした。(1キロ/1,200円前後)
お恥ずかしい話ですが・・・
ビッグウッド社長の大木さんに「フードを仕入れたい」と申し出たところ、あっさりと断られました。
理由は、輸入フードを扱っていたからです。(笑)

“無添加”と謳っているフードが本当によいのか?
それはみなさん半信半疑ながらも「いいに違いない」と思って与えているでは・・・・
今や社会的にも問題になっている食品添加物や農薬、そして化学肥料、または遺伝子組換えによる品種改良。
人体に及す影響ははかり知れません。
昔に比べアレルギー体質の子が非常に多くなっているのは偶然ではないと思います。
人間と違い、その命を約15年程で終える犬達は(個体差あり)、成長がとても早く、そういった化学物質の影響を受けやすいと言われています。
粗悪な素材で作られたフードも“無添加”と表示されていれば安心なのでしょうか?
ドッグフードに関して規制がないのも怖い話です。

僕がフードアドバイザーをやっていた時も、人間のアトピーによく似た症状をよく耳にしました。
そして普段与えているものを素材から変えることで,多くの犬達が元の身体を取り戻していったのです。(100%オーガニック素材に変更)
しかし、自分の愛犬が病気にでもならないと理解できないのも現実に多いのです。
また、症状が出ずらいワンちゃんもいます。
「うちの子は大丈夫」と思っていても体の中の機能が低下していることも・・・。
なにか起きてから慌てて病院に駆け込み、薬、注射、療法食、血液検査のオンパレードということにならないよう、普段からよい食材のものを与えて愛犬の健康を保ってあげましょう。

亀1キロ1,600円の100%オーガニックフードがあなたは高いと思いますか?

Natural Dog Lifeはお客様と一緒にフードに対しての知識をより深めていきたいと考えております。
次回もフードに関してのお話を近々アップしたいと思います。




vol.32 2004/01/30

《マナー その2》

こんばんは。かつ丸です。
ここ2〜3年の間にドッグカフェやワンちゃん同伴OKのレストラン(室内)、そしてドッグランなどいつもワンちゃんとおでかけする人には楽しめる施設が増えました。
東京の自由が丘や駒沢辺りは軒を連ねるようにそういったお店があります。
ぼくもワンコ仲間とプライベートでお店を覗いてみたり、お茶を飲んだりしていますが、そこで気になることがあります。

それは小型犬の飼い主さんと大型犬の飼い主さんがいがみ合っているように見えるのです。
さすがにドッグカフェ等の場でケンカ(飼い主さん同士の)はしませんが、ドッグランや公園でのトラブルは何度も目撃していてますし、仲裁にも何度か入ったことがあります。
人それぞれ考え方は違うのはわかりますが、お互いののしり合ったり悪口をふれ回したりするのは見ていてすごく気分を害します。
ワンちゃんを飼っていない人からは一体どういう風に見えるのでしょうか?
「だから犬なんて飼いたくない」なんて思う人もいるかもしれませんね。

小型犬と大型犬を同じ遊び場でフリーで遊ばすことのできるドッグラン等では、下記のことに注意してください。
攻撃的なコ
極端に犬嫌いのコ
呼んでも来ないコ
暴走するコ(ストレス走り)
吠えまくるコ 等、
このようなワンちゃんはトラブルを起こす可能性があります。
自分の愛犬の行動をよく知り、他のワンちゃんの動きを観察し、譲り合いの精神でお互い気持ちよく遊び、共有しましょう。
ついお喋りに夢中になって自分のワンちゃんが何をしているかわからない・・・なんてことがないようにしてくださいね。

ぼくは大型犬の味方でもあり、小型犬の味方でもあります。
大型ワン「小さいドッグランでつい調子に乗ってたまに走っちゃうこともあるけど、悪気があってぶつかってるんじゃないよ!ぼくの飼い主さんを悪く思うのはやめてワン」
小型ワン「わかってるワン!ボク達力じゃ負けちゃうから声だけは負けないようによく出すことにしてるんだ。たまに止まらなくなっちゃうこともあるけど、大目に見てほしいワン。」
大型ワン「相変わらず君達は甘え上手だワン」
小型ワン「ダメでちゅかぁ〜」
ドッグランで遊んでいるワンちゃん達の間からこんな会話が聞こえてくるようです。
でも、本当に気を付けなくてはいけないのはワンちゃん自身ではなく、あなたで〜す。




vol.31 2004/01/25

《マナー その1》

こんばんは。かつ丸です。
みなさん、いかがお過ごしでしょうか?

今年のお正月に千葉県にあるペットと同伴宿泊できる日本では数少ないホテルに、ワンちゃん仲間10人で泊まりに行って来ました。(プライベート)
今までワンちゃんと一緒に泊まれるペンションやコテージ等は利用させていただいたことはありますが、ビジネスホテル風でワンちゃんOKというのはぼく自身初めてでした。
しかも、ワンちゃんの料金は別途ではなく無料!
人間の宿泊代のみです。(安い)
1階のロビー、レストラン、エレベーター、廊下、客室(お風呂を含む)、全てがワンちゃんと一緒に利用することができます。
ドックランもあります。
この新しい試みに共鳴でき、「こういうホテルが増えればなぁ」と思いました。

また、支配人の方とお話しすることもでき、現在の運営上の問題点や方向性等たくさん話していただけました。
その話は深夜まで続きました。
そこでぼくが一番気になったのは、『マナー』です。
特におしっこのマナー。
ワンちゃん同伴OKになって1年半が経つそのホテルは、廊下・客室は絨毯になっています。
今のところ人にはホテル特有のニオイしかしませんが、人の数十倍〜数百倍の鼻の能力のあるワンちゃんにはニオイがわかるようです。
一度マーキングされた場所は他のワンちゃんもマーキングをしようとします。
もしした場合その都度掃除をしているようですが、ワンちゃん達はそのニオイが気になってしょうがないようでした。
これが数年続くと、今のホテル特有のニオイは人にもわかるほのかなおしっこのニオイに変わるでしょう。
とても心配です。
さらに利用者の中には、ワンちゃん代をとらないということから、1人で12頭連れて来た人もいたそうです。
支配人は「これには正直まいりました」と言っていました。
ここまでいくとマナーというよりモラルの問題ですね。

ペットブームによりワンちゃんをとりまくご商売が次々と出てきます。
10年前と比べワンちゃんグッズがやたらと増え、その分選択の幅もできたという飼い主さんにとっては利点もありますが、物ばかり向上して飼い主側のマナーやモラルがあまり変わっていないような気がします。
せっかくワンちゃんにやさしい施設ができても、このような状態が続くといずれなくなってしまいかねませんね。
トホホ・・・
続きは《マナーその2》に続く

つい先日身内で不幸があり、ワンコ全員を引き連れて愛知県を訪れることになりました。
その時、ワンコ仲間に無理を言って知り合いのビジネスホテルを利用させていただきました。
そこは『ワンコ同伴可』にするかどうか検討中のホテルでしたので、私達はとにかくキレイに使わせていただく努力をしました。
このホテルが『ワンコOK』になりましたら、みなさまにもご紹介させていただきたいと思います。
また、このホテルをご紹介してくれたワンコ仲間Jさん、そしてホテルのオーナー様にとても感謝しております。
この場を借りてお礼を申し上げます。