vol.20 2003/05/15
《1兆円産業の光と影》
こんばんは。かつ丸です。
そろそろ蚊も出て来ましたので、みなさんフィラリアの検診とお薬の準備をしましょう。
フィラリアの薬は値段が病院によって決められていませんので、同じ種類のフィラリアの薬なら、より安いところを探すのもアリですよね。
5〜6年程前、ぼくがまだワンちゃん専門店を共同経営していた頃、これ程の産業になるとは思っていませんでした。
時代背景とは裏腹に、この業界だけは右肩上がりの成長を遂げています。
以前と比べ、いちじるしく違うのがペットショップの数(生体・グッズ他)です。
グッズに関しては特にワンちゃん用の洋服は人間のブランド服のように、何十・何百社も新ブランドが誕生しました。
(Natural Dog LifeのBig Ear'sもそのうちの1つです。よろしくね!)
当時、ぼくのショップにデザインやパターン等いろいろな相談にスタッフ5〜6人で原宿から来ていたメーカーさんは、今やチワワのカリスマブランドとなっています。
スタッフの熱意とセンスが成果を作ったのでしょう。
他にも、女性ファッション誌等でも紹介されていた2大ブランドさんも当時おつきあいさせていただいていましたが、今も尚 発展し続けているようです。
ドッグフードの種類もここ数年で、海外からたくさん輸入されるようになりました。
病院やトリミング、ドッグスクール、お散歩屋さん、エステ、通信教育・・・
ワンちゃんに関連した事業は数えればキリがない程です。
時代とともに核家族化が進み子供の数が減りました。子供の情操教育の1つの手段としてワンちゃんを購入した方もいるでしょう。
または、人生のパートナーとして購入した方や、ただ単純に「かわいいから」「流行っているから」という理由で購入した方もいるでしょう。
どれが正しくてどれが悪いと言っているのではありません。
その愛すべきワンちゃんが人の都合だけで“物”のように扱われ、安易に売買され、そして“物のように捨てられる”ということだけは避けたいですね。
全てのワンちゃん(生命)が平等に愛されるための経済発展であってほしいとぼくは思います。
現実、日本には年間50万頭以上のワンちゃんの命が殺処分(物のように)されています。
敢えてこのような表現(殺処分)をさせていただきました。
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